こんにちは.M2の岡田です. 最近,コーヒーの1Lペットボトルをがぶ飲みしたんですが, その日の夕方から原因不明のイラつきがおさまらず,呼吸が速くなるという症状が出ていました. 原因として,コーヒーのがぶ飲みが思い当たったため,カフェイン中毒について調査してみました. 調査の結果,実際に急性カフェイン中毒になっていた可能性が高いことがわかりました. また,思っていたよりもカフェイン中毒は怖い症状があることもわかりました. そこで,本記事では,ほんとは怖いカフェイン中毒について私がちょっと調査した結果をまとめます.
カフェイン中毒の種類
カフェインの中毒は,2つに分類されます.
- 急性カフェイン中毒
- 慢性カフェイン中毒
急性カフェイン中毒
発症条件
急性カフェイン中毒は,短期間に大量のカフェインを摂取すると発症します. 具体的には, 1時間以内に6.5mg/kgの摂取で半数の場合で,3時間以内に17mg/kgの摂取ですべての場合で発症します. 例えば,体重が60kgの人であれば,1時間以内に390mgの摂取で半数の場合で発症し, 3時間以内に780mgの摂取ですべての場合で発症します. ここで,コーヒー1杯(約200ml)は,100mgから150mg程度のカフェインを含んでいます. つまり,体重が60kgの人であれば多くても1時間に4杯飲むと半数の場合で発症し, 3時間に8杯飲むとすべての場合で発症します.
症状
急性カフェイン中毒では以下のような症状が現れます.
- 精神症状
- 軽度の場合,緊張・知覚過敏・多弁・不安・焦燥感など.重度の場合,精神錯乱・妄想・幻覚・パニック発作・衝動性など.
- 身体症状
- 軽度の場合,胃痛・胸痛・吐気・心拍数増加・呼吸が早くなるなど.重度の場合,痙攣・頭痛・過呼吸など.
治療
専用の薬はないため,対症療法を行います.
慢性カフェイン中毒
発症条件
慢性カフェイン中毒は,定期的にカフェインを一定量摂取すると発症します. 正確なデータは出ていないようですが,過去の事例として,100mg/dayの摂取で発症した場合や, 250mg/dayの摂取で発症した場合が報告されているようです. 先ほども述べたように,コーヒー1杯(約200ml)は,100mgから150mg程度のカフェインを含んでいます. つまり,毎日1杯のコーヒーで慢性カフェイン中毒になる可能性があります.
症状
慢性カフェイン中毒では,離脱症状(中毒状態から摂取を中断した際に発生する症状)として 頭痛・眠気・集中力低下・疲労感・不安などが現れます. これらは,摂取を中断して12時間から48時間以内に出現し,2日から4日で消退します.
治療
頭痛の場合は頭痛薬を使うなど. 基本は耐えます.
所感
- 思っていたよりも少量で発症する.
- 実際に発症すると原因もなく無性にイライラするなど,非常につらい.ほとんど薬物(の症状).危険.
- 某氏の頭痛などの体調不良は急性カフェイン中毒なのでは.