少し前の事です．研究室のエアコンをうっかり消し忘れて帰ってしまうという事案がありました．

こういうときの対策としてありがちなのは「各人が気を付けましょう!!」といった注意喚起なのでしょうが，人間は，うっかりする生き物なので，あまり効果が期待できませんね．
私達は，技術で解決する側でありたいものです．そこで，プログラマの三大美徳の1つ「怠惰」を発揮して，自動化することにしました．
参考: プログラマーの三大美徳その1「怠慢」 | 日経クロステック

まず，リードスイッチをドアのサムターンに付けてマイコンで施錠状態を読み取って MQTT 経由で openHAB に送ります．中川君がさくっと作ってくれました．

openHAB の Rule 機能を使って，「学生部屋のドアが施錠されたらエアコンを切る」というルールを作りました．三宅君がさくっと作ってくれました．

エアコンの on/off を制御する話は，以前の「ノムニチ」にありますね → openHAB でスマート研究室 その3 - エアコンをopenHABで管理しよう

これで快適になりました．

ドアの開閉とロック，エアコンの状態，室温，CO2 濃度など，複数の状態を取ったり制御したりできるようになりました．更に面白い怠惰ができそうです．

ちなみに，エアコンが壊れたときに自分で on/off させるのにも役立ちました．
参考: 最近106号室エアコンの仕事量がすごいです