友人に招待してもらって,少し前から Google+ を試しています.これはなかなかいいかもしれない.
これは,いわゆる FaceBook の Google 版かと思いきや,どちらかというと Twitter に近いイメージです. FaceBook での友人関係は,自分と相手の関係が対称. つまり,私達友達だよね,大学の同級生だったよね,みたいな関係を両者が意識しやすい形になっています.
一方,Google+ では,一方的に相手を自分の「サークル」というものに入れていきます. 感覚的には,Twitter でフォローする感じ. そして,面白いのは,AさんがBさんをサークルに入れた場合, Bさんは,自分がAさんの何サークルなのか分からないということ. つまり,サークルXにBさんを入れるという行為は,Twitter でいうと, 「Bさんをフォローした上で,非公開リストXに入れる」のとほぼ同じのようです.
また,Google+ では,個々の投稿の公開範囲もサークルで指定できます. (Xサークルの人だけに聞こえるように喋る) ただ,Xサークルに公開範囲を指定したとしても,その中のBさんが読んでくれるとは限りません. Bさんがあなたを自分のサークルに入れていないと(自分をフォローしてくれていないと) あなたの投稿は,Bさんに流れないからです.
ここまで来て,サークルは,自分が相手に抱く関係をラベルとして表現したものといえます. 例えば,「友達」,「家族」,「職場」,「ファン」などがあります. この行為は非対称です. あなたが A さんを「好きな人」だと思っていても,Aさんは,そのことを必ずしも明言することはありませんし, 逆もまたいえます.
その他,「フォローしている人/されている人の一覧」 相当に特定のサークルメンバを出さないようにすることもできます. この機能は,秘密結社を作りたい人向けかもしれません.