こんにちは，乃村研究室M2の中川です．
今回は研究室で開発して運用を開始した，電子在席表について紹介します．

これまでに入退室の自動管理について色々な記事がありました
実はそれより前，なんと2年ほど前から在席表を電子化してopenHABと連携させようという話が持ち上がっていました．
暇を見て少しづつ開発を進めていたものがついに完成しました．

2年前の構想段階から光る方が楽しそうということで，マイコン入りのLED，NeoPixelを使おうという話になっていました．
在席の状態数に合わせてLEDを6個，スイッチを1つ並べたものを1人分として制作します．
ハードウェアの初期のイメージがこんな感じになっていました．

上記のイメージに合わせて回路の設計を行い，基板を発注しました．
届いた基板にマイコンやLEDを半田付けするのですが，今回半田付けにはリフローを用いて行いました．
リフローとは部品と半田を基板に載せておき，基板ごと加熱することで一気に半田付けを行う手法です．
このようにピンセットを使って各部品を基板の上に載せていきます．

そしてこちらが基板をまとめて加熱している様子です．これでまとめて半田付けできます．

半田付けを終えた基板を連結させたものがこちらになります！

背面のボードに3Dプリンタで台座を作って，管理用のマイコンと共に設置して…

研究室のメンバーを印刷した紙を貼って完成です！

また，openHAB と連携して，在席管理できるようになっています．相互に通信を行っており，片方を変えるともう片方も変わるようになっています．

入退室の検知等と組み合わせれば，今後自動で在席管理できるようになるかもしれません．
現在この在席表は4号館の1階，乃村研究室の扉に設置して稼働しています．
気になった方がいらっしゃいましたら，是非見に来て下さい！