11月10日に,Googleがウェブ構造化プログラミング言語Dartを発表しました.
新しいもの好き精神に基づき,私も昼休憩の30分を使ってチュートリアルをやってみました.
チュートリアル付きのお試し環境は以下のサイトにあります. http://www.dartlang.org/
以下は触ってみた感想です.
普段Rubyを使っている私としては,型をいちいち記述せずに済むのは,とても心地よく感じました.
また,'Optional Types'がDartの大きな特徴だと思います.Dartは動的型付けの言語ですが,必要に応じて静的な型チェックの仕組みを言語として用意しています.
チュートリアルでは試せませんでしたが,コンパイル時,型が記述されている箇所は,型をチェックして型が一致しなければWarningを出してくれるそうです.(エラーを出して止まらないところが慎み深いと思います.)
詳しい内容については,こちらで解説しています.
Dart has optional types; this means you can start coding without types and add them later as needed. (オフィシャルブログより)
「初期開発段階では,型を使わずにとりあえず動くものを作り,プロジェクトが複雑化するにつれて,必要に応じて型安全にしていく」という方針のようです.
この方針は,すごくいいなと感じています.Rubyにおいて,型を書かずにとりあえず動くものを作れる所は好きです.しかし,そこそこ大きなプログラムになった時のテストが大変なので,必要に応じて型を保証する仕組みがあればいいのにと感じていたからです.(Rubyは型の保証が無い分,テストコードで動作を保証します.)
また,プロトタイプモデルの開発にも適している言語なのかなと思いました.